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自動車保険証券も不要なら保険料が割引されます
通販自動車保険は元々販売代理店を持たない直販営業で保険料を安くしよう発想で営業している会社です。削減できるものなら何でも削減しちゃおうという考えは素晴らしいですね。
「自動車保険証券」は保険引受の証として保険会社がお客さんに形として渡す唯一の物です。まさに紙だけで後は保険会社の信用度購入しているようなもんですね。 そんな保険会社唯一の形ある商品を省略してその分保険料を安くしようという損害保険業界業界初のチャレンジが行われました。
その会社は三井ダイレクトです。 自動車保険割引制度は損保各社似たような割引制度で、後は割引額・率の問題でした。根本的に新しい割引制度の導入は久々です。その後多くの保険会社が同様の割引サービスを開始しました。契約者・損害保険会社メリット・デメリットを考えて見ましょう。
自動車保険オンライン証券省略割引のメリット・デメリット
損保のメリット
保険証券を発行しない事で大幅な事務労働・印刷コストを削減できます。紙は場所もとりますし、印刷物の保管・発送コストもかかります。
損保各社は事務センターを郊外に設立し保険証券の発送・契約変更の承認書・宛先が不明で戻ってきた書類の調査をしています。印刷・発送を自社で実施している会社はほとんどありません。多くが大手印刷会社・事務委託会社から送付しています。このコストが保険料に反映されています。
損保のデメリット
お客様との接点が失われます。ネット通販の自動車保険を自分で選ぶ人がメインですから、杞憂かもしれませんね。
またサーバー管理の保守管理費が増大の懸念があります。証券がないわけですから2重・3重のバックアップが求められます。もともと金融機関としてバックアップサーバーを保持していますので負担はそれほど大きくないと考えます。
契約者のメリット
まずは郵送物が減るのが嬉しい。損害保険会社から保険証券・重要事項説明書を読んでいる人はまずいません。そのまま車のダッシュボード行きです。インターネットが普及する以前は、紙で申し込みをして、契約者控え・お客様に重要事項説明書の交付・保険証券の交付が必須でしたが、今は時代が違います。損害保険会社が提供するマイページでいつでも自分の証券や重要事項説明書を確認できます。紙がない事で家がスッキリします。
また保険証券を省略する事で割引が適用されるのは大きなメリットです。
総括
保険証券の廃止は今までありそうでなかった、ある意味聖域に進入したイメージすらあります。 保険証券は契約者にとって安心の証的なイメージあります。紙の証明は歴史が深く、紙で証明・与信される事は多いですね。
しかし自動車保険証券は所詮紙ですからなくなっても問題ありません。 実際にボブも加入してみましたが、ゴミが減って逆に嬉しいぐらいですね。昨今は金融商品販売取引法などが施行されくどいまでの説明が義務づけられましたが、通販保険を選ぶ時点で自分で選択していますので、細かい説明は不要です。