目次
通販型自動車保険は熟成期に突入
通信販売の自動車保険市場には保険自由化以降数多くの資本が参加しました。
しかしそこは自由経済の宿命。すぐに自動車保険会社の淘汰が始まりました。撤退した会社もあれば吸収された会社もあります。既存の代理店系損害保険会社が統合を繰り返しメガ損保に成長していった過程を考えるとダイレクト系の保険会社にも今後その波が来ることが予想されます。
2009年に業界の雄である東京海上日動が参入して約10年以上が経ちますが、純粋な新規参入の会社は現れません。(楽天損保が2018年に誕生しましたが代理店型との併売です)やはり競争が激しいというか旨みが少ないのが実態です。(自動車保険は損害保険商品では売上規模はありますが、査定は手間がかかり損害率も他の商品に比べ高いので利益が出しにくい商品です。毎年の自然災害の負荷が大きいです。)
ただし今日現在残っている会社は、資本関係や経営の安定度でも磐石な物を持っていますので安心して加入できます。損害保険には「損害保険契約者保護機構」があるので仮に破綻しても期限の条件はありますが自動車保険は満額払われます。
規模の大きさを気にする事無く選べる商品。サービスと保険料を見極めて一番いい保険を選択しましょう。
会社の数
主たる販売チャネルとして通販を採用し保険募集を行っている損害保険会社は、2020年7月時点でアクサダイレクト、イーデザイン損保、SBI損保、チューリッヒ、三井ダイレクト損保、ソニー損保・セゾン自動車の7社です。
その中でもソニー損保の勢いが止まりません。品質を武器に16年間通販型自動車保険NO.1の位置を保持しています。 売上は1,000億を超えています。一方で品質を武器に急成長しているのが、イーデザイン損保です。以前のソニー損保を彷彿とさせます。
業界シェア
1997年に保険の自由化を受けアメリカンホームダイレクトが通販市場に参入して20年以上が経過しました。自動車保険市場における通販の保険のシェアはどれくらいでしょうか?
規制業種の場合参入障壁も高いが、市場シェアを切り崩していくのは非常に体力の要ることである。 別業種で考えてみると、電力の自由化が参考になると思う。電力の場合は公共企業の一面、設備投資などの参入障壁がありなかなか自由化が進まない。しかしながら2016年に電力小売りの全面自由化がされ、当初の一部自由化から20年経過して電力市場全体における新規参入のシェアは15%をこえています。
設備投資の参入障壁のある電力ではなくて金融関係で銀行業界との比較を見てみましょう。銀行においても店舗を持たないネットバンクという新しい業態が開発されました。代表的なネットバンク楽天銀行の口座数は900万・預金残高は4兆129億円に対してメガバンクの三菱UFJは口座数は4000万・預金残高は153兆円。業界TOPに対するシェアは2.6%である。口座数は増えても大事なお金はメガバングです。
2020年度の自動車保険通信販売の売上は約3,800億円である。業界の雄東京海上日動の自動車保険の売上が11,095億円なので、業界TOPに対して通販全社で34.2%である。年々通販自動車保険のシェアが伸びています。着実に通販の自動車保険は浸透してきており、管理人の印象としては、損保業界と言う昔からの規制業種や巨大な代理店網という参入障壁の中、通信販売の自動車保険は確実に成長を続けています。
記憶の彼方
金融機関も破綻する時代です。何が起こるかわかりません。通販自動車保険市場に参入したが撤退をした会社も過去にはありました。
■ダイレクトライン社(イギリス)
⇒2001年安田生命と共同で設立するも、2004年に日本興亜損保に株式譲渡。現在そんぽ24にて営業中。そんぽ24も2019年にセゾン自動車と合併。
■ウインタートウル・スイス保険会社(スイス)
⇒保険自由化後通販自動車保険に参入するも、撤退。2001年チューリッヒに保険契約を移転。
■アメリカンホーム医療・損害株式会社(アメリカ)
⇒2016年11月末で更改を停止。通販自動車保険市場を切り開いた会社です。
通販自動車保険売上ランキング
2020年元請収入保険料ランキング(2020年4月1日~2021年3月31日)
新型コロナウイルス感染症の影響は自動車保険にも出ています。外出を控えざるを得ない状況となり、自動車事故は大きく減少しました。自動車事故が減れば、支払保険金は減りますので損害保険会社の決算は黒字方向に向かいます。
また自動車保険は基本固定費です。契約時点で年間の保険料が決まり、その後使用頻度が減っても引き受けされた保険料は変わりません。高い保険料で契約しても車に乗る機会が減った。そうなると、誰しも安価な保険料を求め通販の自動車保険に流れていきます。
そんな流れを受けて通販自動車保険各社の売上は好調です。特にSONY損保の売上は継続して成長を続けています。保険料は通販の中では安価ではありませんが、品質が高い評価を受け成長の力となっています。
ボブは安価な保険料の会社が好きなので、SBI損保か三井ダイレクトで比較し保険契約を維持しています。自動車保険に求めるのが、有事の際の手厚いサービスか毎年の保険料かで、選ぶ会社は変わってきます。
通販自動車保険のメインプレイヤー7社のうち3社はメガ損保グループです。巨大資本と戦う4社の売上は400億円を超えていますが、自動車保険はコストがかかる商品です。戦いを勝ち抜くためには自動車保険以外の商品展開も各社積極的に行っています。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高(元請収入保険料ベース) |
1位 | ソニー損保 | 1,162億円⇒断トツです |
2位 | アクサダイレクト | 529億円(前年比微増) |
3位 | セゾン自動車(損保ジャパン) | 513億円(前年比で13%の増収) |
4位 | チューリッヒ | 484億円(傷害保険が半分を占めます) |
5位 | SBI損保 | 428億円(前年比で17%の増収) |
6位 | 三井ダイレクト(MA&AD) | 361億円(前年比微増) |
7位 | イーデザイン (東京海上) | 330億円⇒(前年比で5%の増収) |
2019年元請収入保険料ランキング(2019年4月1日~2020年3月31日)
新型コロナウイルス感染症の影響で各社の業績公表が遅れていますが、SONY損保は圧倒的な強さで首位を維持しています。設立当初から品質を武器に市場拡大をはかり、ついに収入保険料1,000憶を超えました。ただ任意自動車保険市場(4兆円)では2.5%とメインプレイヤーではありません、それを生かして尖がったサービスを提供し続ける強さがSONYにはあります。(2020年最大30%のキャッシュバックを可能とする商品を発売)
同じ等級で前年事故があった人と無い人がいるため、事故リスクが異なるのに同じ割引率が適用されるという状態を無くすために、事故あり係数制度が導入されました。これで契約者間の公平な保険料の負担が達成されたと思ったら、運転技術評価によるキャッシュバックを可能とした商品でさらなる公平な負担を目指す。フリート契約を多く持つメガ損保ではなかなか踏み込めない領域です。
通販自動車保険のメインプレイヤー7社のうち3社はメガ損保グループです。巨大資本と戦う4社の売上は300億円を超えていますが、自動車保険はコストがかかる商品です。戦いを勝ち抜くためには自動車保険以外の商品展開も各社行っています。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高(元請収入保険料ベース) |
1位 | ソニー損保 | 1,076億円⇒断トツです |
2位 | アクサダイレクト | 520億円⇒保有契約数110万件 |
3位 | セゾン自動車(損保ジャパン) | 456億円(そんぽ24との合併で大躍進) |
4位 | チューリッヒ | 433億円(傷害保険が半分を占めます) |
5位 | SBI損保 | 367億円 |
6位 | 三井ダイレクト(MA&AD) | 359億円 |
7位 | イーデザイン (東京海上) | 314億円⇒大量のCMで認知度拡大 |
2018年元請収入保険料ランキング(2018年4月1日~2019年3月31日)
そんぽ24が合併で消滅します。ダイレクトライン社と安田生命というぶっとんだ組み合わせ会社を立ち上げコアラの歌で世間の認知度もとても高い会社でした。生損保の乗り入れが解禁され、当時はすごい事を考えるなと衝撃を覚えた記憶があります。
今後は世界のSONYをバックにもつソニー損保・日本の通販自動車保険市場を切り開いた巨大外資系損保・メガ損保の戦いに集約されます。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高(元受収入保険料3,455億円) |
1位 | ソニー損保 | 1,028億円⇒ついに大台に乗りました。 |
2位 | アクサダイレクト | 511億円 |
3位 | セゾン自動車(損保ジャパン) | 373億円 |
4位 | チューリッヒ | 402億円 |
5位 | 三井ダイレクト(MA&AD) | 362億円 |
6位 | SBI損保 | 358億円 |
7位 | イーデザイン (東京海上) | 299億円 |
8位 | そんぽ24 | 122億円⇒2019年セゾンと合併予定 |
2017年元請収入保険料ランキング(2017年4月1日~2018年3月31日)
ソニー損保が1,000億円達成目前です。2位に2倍近い差をつける大差で業界をリードしています。一方でコアラで親しみのあるそんぽ24が合併されることになりました。自動車保険はテレマティック化が進み、今後多額のIT投資が必要です。自動運転の世の中になれば、自動運転中の保険料や賠償責任について検討等、ITに加えて社内で大規模プロジェクトを組める体制も必要です。
収保が少ないととても乗り越えられません。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高(元受収入保険料3,281億円) |
1位 | ソニー損保 | 981億円⇒断トツです |
2位 | アクサダイレクト | 501億円⇒バイクの通販も有り |
3位 | チューリッヒ | 387億円⇒接戦です |
4位 | 三井ダイレクト | 373億円⇒接戦です |
5位 | SBI損保 | 342億円 |
6位 | セゾン自動車 | 286億円⇒中高年がターゲット |
7位 | イーデザイン | 280億円⇒東京海上の安心感 |
8位 | そんぽ24 | 131億円⇒2019年セゾンと合併予定 |
2016年元請収入保険料ランキング(2016年4月1日~2017年3月31日)
通販自動車保険解禁から20年が経過しました。通販保険会社で初の1,000億円の売上超の会社が出てきました。CMでもお馴染みのソニー損保です。この何年かトレンドからいつかはこの日が来るとは思っていましたが、感慨深いですね。自動車の売上は年間で900億円なのでいずれ自動車保険単一種目でも1,000億円を超えてくると考えます。2018年5月現在ダイレクト通販保険会社は8社です。メガ損保がシェアの大半を占める市場の中でドンキホーテのように戦いを挑む姿は勇ましいです。通販のシェアは8%弱とまだまだ低いですが、代理店の手数料をカットしたビジネスモデルは画期的ですので、まだまだ広がると思います。
一方で自動車保険から撤退したアメリカンホーム・セゾン自動車と合併予定のそんぽ24など淘汰も進んでいます。現状の自動車保険市場は高齢化が進み、保険料の引き上げなど苦しい状況です。今後の高齢化社会の中で通販自動車保険会社が生き残るためには高齢者への対応が欠かせません。売上の拡大を進める一方で、高齢の契約者を意識する対応が望まれます。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高(元受収入保険料3,122億円) |
1位 | ソニー損保 | 900億円⇒断トツです |
2位 | アクサダイレクト | 488億円⇒バイクの通販も有り |
3位 | 三井ダイレクト | 371億円⇒接戦です |
4位 | チューリッヒ | 370億円⇒接戦です |
5位 | SBI損保 | 322億円 |
6位 | セゾン自動車 | 286億円⇒中高年がターゲット |
7位 | イーデザイン | 254億円⇒東京海上の安心感 |
8位 | そんぽ24 | 131億円⇒2019年セゾンと合併予定 |
2015年元請収入保険料ランキング
通販自動車保険解禁から17年が経過しました。市場規模は3,000億円を突破しました。現状7%ぐらいですが10%に届くのにはもう少し時間がかかりそうです。通販の市場はソニー損保の独壇場です。
自動車保険の売上だけをみれば、創業70年以上の歴史を誇る共栄火災海上を抜いています。2015年度の共栄火災の売上は613億ですので比較になりません。創業100年の歴史を誇る日新火災の自動車保険ぐらいの規模はあると思われます。
2016年6月現在ダイレクト通販保険会社で新規の営業をしている会社は前年の9社から8社になりました。上位の会社はブランドイメージを構築し着々と伸ばしていますが、下位の会社はイマイチです。自動車保険は会社の規模で示談交渉力・サービスが大きく変わるものではありません。どの会社も一定レベルのサービスは実施しています。
ソニーは今後1,000億の壁を越えていくと考えます。ボブもお世話になったことがありますが、接客は丁寧で伸びているのも納得です。ただ伸びているといっても自動車保険を日本で一番最初に売り出した東京海上日動の2014年の自動車保険の売上は9,947億円ですのでメガ損保には到底及びません。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高 |
1位 | ソニー損保 | 853億円(4.6%) 14年連続増収の快挙です |
2位 | アクサダイレクト | 471億円(6.6%) |
3位 | チューリッヒ | 363億円(2.8%) 前年同順位 |
4位 | 三井ダイレクト | 360億円(4.5%) もう少しで3位です |
5位 | SBI損保 | 287億円(12.2%) |
6位 | セゾン自動車 | 227億円(30.7%) 通販会社に分類しました |
7位 | イーデザイン | 210億円(24.3%) 元受不明・正味収入保険料です |
8位 | そんぽ24 | 135億円(▲3.0%) セゾンは同じグループの会社です |
9位 | アメリカンホーム | 111億円(▲13.0%) 2016年4月新規販売を停止 |
2014年元請収入保険料ランキング
通販自動車保険解禁から16年が経過しました。ソニー損保の独壇場です。この流れは変わることはないと思われます。品質へのこだわりとCM量・・ダイレクトの自動車保険はSONYと皆が意識をしだしています。
注目株はアクサ損保とイーデザイン損保です。ソニー損保は独走態勢ですが、確実に差を縮めているアクサ。巨大資本をバックに通販市場に乗り込んだイーデザイン損保。急速な伸びを見せていますが、損害率が64.6%と上昇傾向です。売り出し当初は拡大重視なので止むを得ないと思われます。
通販保険は、まだまだ全体から見れば小粒ですが、個人自家用7車種に絞れば市場シェアは10%は超えたと思われます。 2014年度の通販の自動車保険規模は約2,648億円。前年比で5.1%伸びています。やはり通販の安さには勝てません。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高 |
1位 | ソニー損保 | 816億円(3.6%) 13年連続増収の快挙です。 |
2位 | アクサダイレクト | 442億円(8.3%) チームアクサ上昇中。 |
3位 | チューリッヒ | 354億円(7.3%) 前年4位からランクUP。 |
4位 | 三井ダイレクト | 345億円(▲1.5%) 少し伸びが落ち着きました。 |
5位 | SBI損保 | 256億円(10.5%) 勢いは止まりません。 |
6位 | イーデザイン | 167億円(18.6%) 東京海上の後援は強いです。 |
7位 | そんぽ24 | 140億円(2.6%) 損保ジャパン日本興亜グループ。 |
8位 | アメリカンホーム | 128億円(▲4.4%) 下降気味です。 |
2013年元請収入保険料ランキング
通販自動車保険解禁から15年が経過しました。ソニー損保の独壇場です。100年の歴史がある日新火災海上の自動車保険の売上に迫りつつあります。当面はこの流れは変わらないと思われます。
注目株はSBI損保とイーデザイン損保です。どちらも巨大資本をバックに通販市場に乗り込みました。特に東京海上は自前の代理店網とは別に法人設立して殴り込みです。東京海上の資本力かソニーのブランドか当面目が離せません。
通販保険は、まだまだ全体から見れば小粒ですが、個人自家用7車種に絞れば市場シェアは10%程度あると推定されています。 2013年度の通販の自動車保険規模は約2,518億円。前年比で6%伸びています。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高 |
1位 | ソニー損保 | 787億円(5.7%) 12年連続増収の快挙です。 |
2位 | アクサダイレクト | 408億円(7.0%) 勢いは収まりません。 |
3位 | 三井ダイレクト | 350億円(0.8%) 少し伸びが落ち着きました。 |
4位 | チューリッヒ | 330億円(5.4%) 堅実な伸びです。 |
5位 | SBI損保 | 232億円(18.7%) 勢いは止まりません。 |
6位 | イーデザイン | 141億円(35.3%) 東京海上のバックアップはすごいです |
7位 | そんぽ24 | 136億円(5.9%) 損保ジャパン日本興亜グループです。 |
8位 | アメリカンホーム | 134億円(▲11.3%) 下降気味です。 |
2012年元請収入保険料ランキング
通販自動車保険解禁から14年が経過しました。ソニー損保の独壇場です。既に歴史ある代理店型損害保険会社である日新火災海上の自動車保険の売上(795億円)に迫りつつあります。すごい勢いです。規制業種の壁を突破し、ここまで来たのは賞賛に値すべき事と思います。
ソニー損保は正直安さを売りにはしていません。自動車保険の品質で勝負しています。損害保険会社は金融機関ですので、一定レベルの質はありますが、お客様満足度の追及という視点では各社差があるのが実態です。これだけ伸びているということは力を入れ結果を出している証拠です。
通販保険は、まだまだ全体から見れば小粒ですが、個人自家用7車種に絞れば市場シェアは10%程度あると推定されています。 2012年度の通販の自動車保険規模は約2,365億円。前年比10%伸びています。日本損害保険協会発表の自動車保険の伸び率は3.4%なので、通販へのシフトは確実に進んでいます。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高 |
1位 | ソニー損保 | 744億円(5.2%) 11年連続増収の快挙です。 |
2位 | アクサダイレクト | 381億円(8.2%) 遂に業界2位になりました。 |
3位 | 三井ダイレクト | 348億円(2.7%) 市場全体は3%程度です。 |
4位 | チューリッヒ | 313億円(14.2%) 新商品があたりました。 |
5位 | SBI損保 | 195億円(36.4%) 何処まで伸びるのでしょうか。 |
6位 | アメリカンホーム | 151億円(▲9.1%) 傷害保険が8割近く。 |
7位 | そんぽ24 | 129億円(9.3%) コアラも着実に伸びています。 |
8位 | イーデザイン | 104億円(104.9%) 前年比2倍です! |
2011年元請収入保険料ランキング
通販自動車保険解禁から13年が経過し、ダイレクト市場も勝負が見えてきました。通販首位のソニー損保が2位のダブルスコアを達成。このまま順調に行けば自動車保険単体で1,000億円も夢じゃありません。
ソニー損保の強さは、やはり徹底した品質への拘りだと思います。保険料ではなく、品質で勝負する。世界のSONYという圧倒的ブランドの力もありますが、品質の拘りは徹底しています。
またSBI損保の動きが凄まじい事になっています。自動車保険を本格的に売り出して4年でこの数値です。急拡大の契約維持・保険金支払いへの対応等、勤務する人は大変です。 通販保険は、まだまだ全体から見れば小粒ですが、個人自家用7車種に絞れば市場シェアは9%程度あると推定されています。 2011年度の通販の自動車保険規模は約2,150億円。代理店型自動車保険に比べるとまだまだ成長余力はあります。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高 |
1位 | ソニー損保 | 707億円(7.9%) 10年連続増収の快挙です。 |
2位 | アクサダイレクト | 353億円(6.0%) 遂に業界2位になりました。 |
3位 | 三井ダイレクト | 338億円(3.5%) 市場全体は1.3%程度です。 |
4位 | チューリッヒ | 274億円(▲1.7%) 会計基準の変更を実施。 |
5位 | アメリカンホーム | 166億円(▲2.2%) 傷害保険が8割近く。 |
6位 | SBI損保 | 143億円(41.9%) 驚きの数値です。 |
7位 | そんぽ24 | 118億円(10.4%) 開業後10年経過しました。 |
8位 | イーデザイン | 51億円(81.6%) 流石東京マリンです。 |
2009年元請収入保険料ランキング
通販自動車保険解禁から早10年が経過し、ダイレクト市場も勝ち負けがはっきりしてきました。通販首位のソニー損保が2位のダブルスコアに近い数字を出しています。しかも通販のシェアは34%と抜群です。
ソニー損保の強さは何処にあるのでしょうか?保険料は正直安くはありません。安さではなく品質で勝負しています。世界のSONYという圧倒的ブランドの力も見逃せません。 SBIとイーデザイン頑張っています。ネットをしていると数多くのバナー広告をみます。どちらも特色ある会社です。安さOR信頼どちらに軍配があがるのか?結果はあと2年はしないと判断できません。
通販保険は、まだまだ全体から見れば小粒ですが、個人自家用7車種に絞れば市場シェアは8%程度あると推定されています。 2009年度の通販の自動車保険規模は1,800億円。前年比106.8%と驚愕の成長率です。
ランキング | 会社名 | 自動車保険の売上高 |
1位 | ソニー損保 | 596億円(11.1%)8年連続の快挙です。 |
2位 | 三井ダイレクト | 320億円(9.2%)2005年は5位でした。 |
3位 | アクサダイレクト | 307億円(4.8%)いつの間に2位に肉薄 |
4位 | チューリッヒ | 279億円(▲2.8%)2007年は2位でした。 |
5位 | アメリカンホーム | 174億円(▲7.1%)傷害保険が7割を占めます。 |
6位 | そんぽ24 | 99億円(13.8%)代理店チャネルも開拓中。 |
7位 | SBI損保 | 14億円(比較意味無し)価格破壊路線に参入。 |
8位 | イーデザイン | 11億円(比較意味無し)東京海上のブランド勝負。 |