自動車保険市場の未来について

自動車保険の市場はここ10年成長していません。ずーと3兆5,000億円程度の規模です。経済は成長し物価も高くなっているのに飽和市場の自動車保険業界。ジリ貧です。成長が止まった市場。働いている人は何を目標に仕事すればいいのでしょうか?市場占有率の拡大・・それも重要ですがなぜこんな事になってしまったのでしょうか?

 最近新聞で「自動車が国内で売れなくなってきている」という記事を読みました。驚くことに軽自動車を除けば35年間前の水準らしいです。これじゃあ自動車保険も売れませんねえ。ボブは車好きの世代ですので、180(ワンエイティ)・KSQS(シルビア)・FCFD(RX-7)なんて今でも大好きですし、脅威のナンパ車プレリュードに心躍らせた記憶があります。まさに何かを我慢してお金を貯めて車を買うわけです。

今は時代が違います。趣味も多様化し、車は「デートの必需品」なんて感覚も無くなって来ています。自動車保険市場を拡大する為には新車・中古車が売れないと話になりません。現状新車登録台数が爆発的に伸びることも期待できません。

残る道は唯一つ。「プレミアム自動車保険」の発売です。自動車保険のフェラーリ。事故があれば全て弁護士対応サービス。そんな保険を発売し1件あたりの収入保険料を増やさなければ、自動車保険市場は永久に規模は拡大せず、消耗戦に突入すると思われます。