2008年サブプライムに発する金融不安の影響で日本の保険会社が破綻しました。2001年の大成火災破綻以降7年ぶりの出来事です。当時はニュースでも報道されましたが、積極的な資産運用をせざる得ない状況との弁明がされていました。
生命保険契約は自動車保険とは額が違います。自動車保険の車両・対物で言えば修理代が200万・対人でも任意使用分が500万も行けば大事故です。一方生保は1件で何千万円もの保険の支払いが日常茶飯事です。自動車保険で1件で何千万円もの支払いを経験するのはベテランの支払担当者ぐらいでしょう。まあ額は違えど、生保も損保も健全に資産を運用する必要があり、リスクを取る運用の意味が分かりません。個人年金の高利回りの商品が多かったのでしょうか?
仮に自動車保険会社が破綻した場合、「損害保険契約者保護機構」があるから安心です。破綻損害保険会社の保険契約者等を保護し、保険に対する信頼性を維持することを目的として、保険業法に基づき1998年12月に当時の大蔵大臣の認可を受けて設立された法人です。また個人の自動車保険は短期契約が多いので、仮に破綻しても容易に次の会社に移れます。