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慰謝料について学んでみよう
交通事故というとガードレールに少し擦る程度の軽微な事故から人身事故までいろいろあります。物の損害事故であるの物損事故・お怪我のある対人事故。対人事故では最終的に「慰謝料」が支払われます。示談金等という人もいますが、正式には慰謝料ですね。(お金お金というのは品がないので誠意を示すという時もあります。)
慰謝料は一体いくらぐらいが妥当な金額なのでしょうか?殆どの方は交通事故に巻き込まれるのは初めてで相場が分かりません。金額は高い・低いは感覚にもよります。時給2,000円が高いと思う人もいれば、月収50万円の人から見れば安い訳です。金銭感覚は人様々。公平に対人事故の被害者を補償する為に基準はあります。自分が被害者になった時に困らない為に事前に学んでおきましょう。
自賠責保険基準の計算方式
日額4,200円×通院日数×2(上限は通院期間になります)
①頚部捻挫で治癒まで90日間かかり、その間20回外来通院。
⇒4,200円×20×2=168,000円(20回×2<90日なのでOK)
②頚部捻挫で治癒まで90日間かかり、その間50回外来通院。
⇒4,200円×90=378,000円(50回×2>90日の為)
②肋骨骨折で治癒まで90日間かかり、その間10回外来通院。
⇒4,200円×10×2=84,000円(10回×2<90日なのでOK)
管理人が物申す
自賠責保険は年間100万人以上発生する対人事案を効率的に処理していく為に慰謝料の計算方法はシンプルです。
計算式すら覚えれば誰でも計算できます。対人事故の慰謝料計算方法通院日数に比例しますので通院回数が多ければ慰謝料は増えていきます。ただし自賠責保険の限度額は傷害120万円です。月30日で計算すると月の慰謝料は126,000円。3ヶ月も通院すれば、対人事故の慰謝料計算方法治療費・休業補償・慰謝料で自賠責保険の120万の枠は終了です。(自賠の枠を使い切ると損保ではいいます。)
自賠責保険120万までは、自賠責保険の基準で支払いを受ける限りは過失減額はされません。被害者保護優先の保険です。